鹿野往来(鳥取県鳥取市鹿野町 鹿野町あちこち No.1)

2016/11/24(THU)
鳥取市の郊外に鹿野と言う小さな町があります。
江戸時代初期に築城された鹿野城の城下町として栄えたそうですが、
温泉と蕎麦くらいしか知らなかったんですよねえ(^^;
観光パンフレットを見ていたら見どころも多そうなので、
雨が降り続いていましたが散歩してみることにしました。
城下町入口の文字が刻んであったのでここからスタートします。
これは誰の花押なんでしょうねえ。
もしかしたら因幡鹿野藩初代藩主・亀井茲矩(かめいこれのり)のものかもしれませんが・・・。


すぐそばには常夜燈、その隣には相撲取り塚があって二ツ龍庄八の名前が刻んでありました。
鹿野出身の力士で明治初期の大阪相撲で活躍したそうですが、
その力にあやかろうと塚が建っているそうです。

江戸、明治の建物が多く残る町並みは往時の姿を彷彿とさせますね。
町の中を流れる整備された水路一つを見ても、当時の行政水準が高かったことを示していると思います。




白壁だったり、生け花だったり、京風千本格子だったり、ほうずきだったり、すげ笠とか風車だったり、
水路の上に竹を渡して植えられている花だったり・・・表現方法は色々ですけど、
町全体でこの城下町を大事に守っていこうとする気持ちがあふれてました。

これは石をくり抜いて作った牛つなぎ石。
年貢米などの運搬のため、近郷から集まってきた牛をつないでおくために使われたらしいです。
置物の牛がつながれていたので気がつきましたけど、うっかり見過ごすところでした(^^;

牛があれば馬もあるだろうってことで、こっちは馬つなぎ石です。
穴の形が少し違いますけど、同じように見えますね(笑)
実際は使い分けていたんでしょうけど、そのあたりのことを聞いてみたかったです。


牛と馬を合わせて数個見つけましたが、全部で7個残っているそうですよ!


足下行燈は城下町のあちこちで見かけましたが、町ごとに紋章が違うんです。
夜は明かりが灯ってきれいでしょうね!
竹の樋を伝って流れ落ちる雨水もステキに感じます(^^)
鹿野には家々に屋号があるそうで、たくさんの家の玄関に屋号を書いた瓦が置いてありました。

町全体の雰囲気が素晴らしいので、ただの水路でさえ見飽きることはありませんでしたね。
今回は雨が降っていたこともあったし下調べもまったくしてなかったので、
見落したところがいくつもあります。
桜の季節も良さそうだし夜の行燈も気になるので、また時間を見つけておじゃましてみたいと思います。
鳥取県鳥取市鹿野町
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tag : 旅/散歩.さ.し.鹿野町あちこち
コメントの投稿
センチに・・・・柄じゃなく歳です
苔むした石組みが幸運(笑)にも降る雨でしっとりして風情がありますね。
ぼーっとしてる私はこういう紹介をされて初めていいものに気付くんです。
往時をしのばせる街道の様子、住む人が精一杯の心遣い・・・都市部と違うと思うのは言い過ぎでしょうかね。人口減少著しい土地の精一杯のアピール姿、少々センチになります。歳ですね(笑)
ぼーっとしてる私はこういう紹介をされて初めていいものに気付くんです。
往時をしのばせる街道の様子、住む人が精一杯の心遣い・・・都市部と違うと思うのは言い過ぎでしょうかね。人口減少著しい土地の精一杯のアピール姿、少々センチになります。歳ですね(笑)
> ねこさん
かなり雨が強かったんですけど、今思えばそれも一興!
でもやっぱり晴れた時の方がいいですね(笑)
今回はほんの少ししか見ていませんけど期待以上でした。
春の桜も見事らしいので、一度見てみたいと思っています。
でもやっぱり晴れた時の方がいいですね(笑)
今回はほんの少ししか見ていませんけど期待以上でした。
春の桜も見事らしいので、一度見てみたいと思っています。