ハレの日をお祝いする(作ってみたよ! 炊きこみご飯 No.12)

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2016/11/01(TUE)
今日から11月・・・露が冷気によって霜となり始める頃なので、
陰暦では霜月(しもつき)と呼ばれています。
その霜月の初日である朔日(ついたち 1日)は、
神無月(10月)に出雲へ出かけていた日本全国の神様が、
風に乗ってそれぞれの神社に帰ってくるのをお迎えする、
神迎えの朔日(かみむかえのついたち)と呼ばれる日なんですよ!
神様の乗ってくる風があちこちで吹くので、この日は風が強いんだそうです。
赤飯を炊き、御神酒を添えて神様のお帰りをお祝いするのが昔からの風習となってますね。
赤飯の赤い色は魔除けの意味合いもあるらしいです。


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ということで今日は赤飯を炊きました。
本来は小豆ですけど、皮が薄く煮炊きすると破れやすいのでささげを使いました。
武家社会の関東では「切腹」を連想させるので、皮の厚いささげを使うことが多いですけど、
関西は公家文化ですから切腹がないので小豆を使うんだそうです。
よく考えたら鰻における関東背開き、関西腹開きと同じなんですね!

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蒸し器で作れば最高なんでしょうけど、今日は炊飯器を使って作りました。
まずはささげですが、もち米の10%から15%くらいが適量だと思います。
今日はもち米が二合なので50g使いました。
水洗いしてから一度さっと茹でこぼし、
300cc~400ccくらいの水で少しやわらかくなるまでコトコト茹でていきます。
この後炊飯器で炊くので7割か8割火が通れば大丈夫・・・、
指で強く押すとつぶれるくらいがちょうどいいと思います。
ザルで茹で汁とささげを分けて、豆にはうちわで風を当て、
茹で汁はボールに入れた水にあてて冷ませばOKです。
冷ますことによって発色がよくなるので、面倒でもこれはやらなきゃいけません!
もち米は二合使いましたが、大サジ2をだけ減らしてからその分普通の米を加えます。
水で研いだら半日ほど浸水させてから30分ほどザルで水を切っておくんですが、
今回は平日だったので朝出かける前に浸水させ、夕方仕事が終わって帰ってきてから水を切りました。
炊飯器にもち米と茹で汁を入れ、
おこわモードの二合の水量になるまで水を足してささげを入れたらスイッチON!
私の炊飯器は旧式なのでおこわモードが付いてません(^^;
そんな時は普通の白米を炊く水量から少し水を減らしてください。
二合だと目盛りから2ミリくらい下でしょうか。
炊きあがって20分ほど蒸らしたら後は食べるだけです!

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炊きあがるまで熱燗を呑んで待ってました。
神迎えの朔日(かみむかえのついたち)ですから御神酒も呑まなきゃいけませんね!
ツマミにしたのは青森のねぶた漬けです。
数の子のプチプチ感が心地よかったですよ~(^^)

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もちもちの赤飯が炊き上がりました!
豆の独特な香りがして美味しそうです。
赤飯にはごま塩ですね!
ハレの日のめでたい赤飯に黒白のごま塩は合わないような気もします。
邪気を祓う力があるとされる赤色に清めの塩はわかるんですけど、黒はなんでだろう・・・。
そう思ってちょっと調べてみたら、江戸時代より以前は現在と逆で弔事が白で慶事が黒だったそうです。

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温かいうちも美味しいですけど、冷めても美味しいんです。
豆の味もちゃんとわかりますしね(^^)
経木の折に入れておくと木の香りが移るので、炊き立てとは違う美味しさがありますよ~♪

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これはちょっと前に小豆を使って炊いた赤飯です。
食べてる時は気がつきませんでしたけど、少し紫色っぽいんですね。
どちらも美味しいですけど、ふだん食べ慣れているささげの方に分があったかもしれません(^^)
美味しかったです~!

[過去記事]
No.1 <2013/10/14  マツタケご飯>
No.2 <2013/11/05  サンマ飯>
No.3 <2013/11/16  カニ飯>
No.4 <2013/12/08  むかご飯>
No.5 <2014/02/02  カオマンガイ>
No.6 <2015/07/02  タコ飯>
No.7 <2015/02/03  福豆ご飯>
No.8 <2015/05/17  アサリ飯>
No.9 <2016/02/03  福豆ご飯>
No.10 <2016/04/17  タケノコご飯>
No.11 <2016/08/24  黒豆ご飯>

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暦の食事

いいですねえ・・・
久々の季節食というか暦の料理。神迎えの慣わしで仕方なく(喜んで)お神酒で清め静かに出来上がりを待つ。
敷板も杯に入れた数の子も目出度さ、格式を感じますよ。
折に入った赤飯 見事な景色。炊き込みご飯に昌さんの折 所謂 てっぱん!
うちも赤飯好きでよくするんですが、こんなに丁寧にして無いんです。なんか袋に入ったものをあけてもち米と一緒に炊き込んじゃうっていうぞんざいさです(笑)
赤飯を食べながら酒 これもいいんです。
確かにササゲの方は赤、小豆と大分違いますね。色がよく出てますね。

黒ゴマの件 すかさず調べるんですね。気になることはほおっておかぬマメさ 感服です。

No title

こんばんはー(^◇^)

昌さまは、お料理もお上手ですよね。
見習いたいものです。

先月、魚がしへ行ってきましたが、
「寿司大」さん、行列があまりにも(@_@;)すごくて
すぐに入れるとこにしました。

> ねこさん

新暦と旧暦の時間差はありますけど行事食はちゃんと理にかなっているんですよ!
普段はなかなかお目にかからない料理を食べるのはいろいろと興味深いです。
まあ・・・マンネリ記事打開の最終手段ということもありますけどね(笑)

少し塩で味付けしてから炊いても美味しいです。
もちろんその場合はごま塩じゃなくごまだけですよ!
本当は半擂りにしたすり鉢の黒ごまに塩を入れて少し擂ったものを使うのが一番美味しいです。
でも見栄えが悪いので今回はやめておきました(^^;
次回赤飯を炊いた時に覚えていたらお試しください。

> 黒ゴマの件 すかさず調べるんですね。
コメントで聞かれたら困るので最初に調べましたよ~(笑)

> まゆさん

こんばんは。

食べ歩きだけじゃネタが足りないので、料理記事も少々・・・(笑)
なかなか上達しませんけどね(^^;

寿司大、残念でしたねえ。
またチャンスがあると思いますので懲りずにチャレンジしてみてくださいな!
ただ・・・これからの季節は寒いですよ~(^^;
管理人:昌

昌


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